最近、レッスンに通われているかた、レッスンに通われようとするかたの中には、
腰痛や、腱鞘炎になった経験のあるかたが、意外に多いことがわかりました。
私も、昔は、腱鞘炎や、腕や体が痛くなるまで練習しないと、気が済まないような時期がありましたが、それこそ1日中練習に明け暮れておりました
ただ、腱鞘炎や、腰痛などの、痛みと言うものは、痛みの患部が炎症を起こしていると言う事ですので、やはり良い事では、有りませんね
炎症を起こしていると言う事は、筋肉や、腱(スジ)などが、怪我をしているようなものですので、痛みを取る事が先決だと思われますが
鍼灸や、整体での治療は、痛みは、無くなるでしょうが根本的な、原因をちゃんと理解して、再発をさせない、もしくは、再発し難くすることが大事かと思われます。。。
そうしないと、せっかく直った腱鞘炎や、腰痛も、また再発いたします
もちろん、職業的な部分でどうしようもないと言うかたもおられるかとは思いますが
それらを軽減することも、ちょっと気を付けるだけで可能かと思われます
では、私がそういう時レッスンでお伝えする事は、
①まず、体の仕組みを理解頂くという事
体のつくりを理解し、無理ない動きとはどういうことか知っていただきます
自然な体の動きです。体のバランスを整えると言うことです
②そして、いかに力を入れず演奏出来る様にするか
リラックスすると言うのはどういう事か、どうからだの動きが音に作用するのか
楽器と体の関係と、作用などです
この2点が、痛みの出にくい演奏法のレクチャーで、一番気を使う部分ですね
以上の事は、どなたでも実践可能で、また、お近くにこのような指導をしてもらえる教室が無くても、勉強するのは可能なことです
しかも、ずっと演奏して、末長く音楽の演奏を楽しんでいくのに非常に大切なことです
もちろん直接ご指導頂ける方が近くにいるに越したことは無いのですが (整体の先生、鍼灸院の先生にご相談されるのも良いかと思います)
ご自身で勉強する場合、私が、生徒さん達に紹介している入門書としては
”音楽家ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと―アレクサンダー・テクニークとボディ・マッピング”
をお勧めしております
図も多く(殆ど図解です)非常にわかりやすく、要点もよくまとめられております
ただ、実際の楽器への応用は、自身で考えて行かないといけませんが…